マナーの達人〜食事02外食版

 常識として知っているはずのマナーですが、意外と迷うこともあります。
 身近な日常的な作法から、知らないと恥をかくルールまで、社会人として、家庭の主婦として、知っておくべきマナーやルールを数多く紹介していきます。
 マナーは実は長い年月をかけて形成されてきたものがほとんどで、単に覚えるだけではなく、その成立理由まで知ろうとするとますます興味深くなります。
 マナーやルールは、人間関係をスムーズにして、私たちの適度な潤滑油となってくれます。

1.外食の基本マナー

外食での基本マナーは、同席者はもちろん、他の席の人たちが不快に感じるようなことは避けるということです。
そしてその場にあわせた臨機応変な振る舞いも必要になります。

2.会席料理の献立

会席料理は、冠婚葬祭の会食や宴会に用いられることが多く、もともとお酒を楽しむための料理でした。そのため、本膳料理のように作法などは厳しくなく、料理法も自由に工夫されます。

3.上手な割りばしの割り方

テーブルと水平にして真ん中あたりを両手で持ち、扇子を開くように手前と向こう側に同時にひくと、あまり力を入れずに割ることができます。

4.お酒の注ぎ方、注がれ方

お酌をするときは、右手でビンやお銚子を持ち、女性の場合は底の部分に左手を添えます。酒を注ぐときは、グラスやおちょこのふちに触れないようにして、基本的には注ぎ足しはしません。

5.すしの食べ方

手で直接取っても、はしを使ってもかまいません。手で取る場合は、右手人差し指で種を押さえ、全体を横に倒します。次に親指で種を、人差し指と中指でご飯を軽くつまむようにして持ち、種の端を醤油に少しつけます。

6.天ぷらは熱いうちに食べる

熱いうちに食べましょう。そのためには事前に天つゆの準備をしておきます。使う場合はさっとくぐらせる程度にし、つけ過ぎないことです。

7.そばはスルッと喉ごし良く

食べ物の中で音を立てて食べて良いものの代表格がそばです。
しかし、ズルズルと人が不快に感じるような大きな音をたてるわけではなく、軽くスルッという程度で抑えましょう。

8.吸い物など椀物の扱い方

だし汁の風味が身上ですから、出されたら冷めないうちにいただきます。
食べ終わったら、フタを取ったままにしておいたり、逆さにして椀に伏せたりせず、運ばれてきたときと同じようにフタをして、元の状態に戻しておきます。

9.西洋料理のテーブルセッティング

10.ナプキンの上手な扱い方

席についた後、広げるタイミングは、注文が終わり、飲み物やお料理のサービスが始まる頃がいいでしょう。ただし、招かれたのなら、ホストが広げるのを待ちます。食事中に席を立つときは、軽くたたみ椅子の上か椅子の背にかけておきます。間違えてテーブルの上に置くと退席のサインになってしまうので注意がいります。

11.ワインの心得

ワインの種類には赤ワイン、白ワイン、ロゼ、またスパークリングワインやシャンパンなどがあります。肉料理には赤、魚介料理には白といわれてきましたが、特に正式な決まりはありません。
テイスティングはカップルのときは男性が、グループのときは主賓が主に行います。テイスティングはいわば儀礼的なものと考え、明らかに店側の不注意によるもの以外は、安易に取り替えを要求しないようにしましょう。
ついでもらうときは、グラスはテーブルに置いたまま、手で持ちません。そして飲むときは脚の部分を持ちます。また注ぎ足しはせず、グラスが空になってから注ぎます。「これ以上けっこうです」という場合は、グラスの上に軽く手をかざし、断りのサインを出します。

12.フォークとナイフの使い方

フルコースの場合は皿をはさんで、右側にナイフ類、左側にフォーク類が並べて置かれています。原則はナイフ、フォークとも外側から順に使っていきます。一番小さいのがオードブル用、次が魚用、一番大きいのが肉用です。

13.上手にスープを飲むには

音を立てずにスープを優雅にいただくには、スプーンの使い方がポイントになります。スプーンに3分の2くらいの量をすくい、横あるいは先端を口でくわえる感じでスプーンを傾けると、自然にスープが流れ込み、音も立てず口からこぼれることもありません。西洋料理ではスープは飲み物というより食べ物として考えられています。

14.パンの食べ方

料理が運ばれてくる前からパンだけを食べてはいけません。スープがくる頃からデザートが出るまでの間に、料理との兼ね合いを考えながら少しずついただきます。途中でなくなった場合は追加してもかまいませんが、必ず食べきりましょう。そして一口ずつちぎって食べます。

15.西洋料理の基本調理法

16.魚料理の食べ方

魚料理は、食べ終わったときお皿がきれいであることが基本です。小さなエビやカニの場合は、手で取ってもかまいません。口の中に骨が残ったときは、手で取り出したりせず、舌を使って口先に運びフォークの腹でそっと受けます。

17.肉料理の食べ方

最初からすべて切り分けてしまわず、左側から一口大に切って食べ進めます。理由は冷めないようにするためと、中の肉汁が流れ出てしまわないようにするためです。
ローストチキンなど骨のついた肉の場合は、はじめに骨と肉を切りはずします。串焼きの場合は、最初に肉や野菜をすべてはずします。

18.デザートの食べ方

ワゴンサービスで自分で切る場合は、円形のものは中心から三角形に、カマンベールのようなものはナイフとフォークを使います。
フルーツはナイフとフォークを使いますが、フィンガーボールがあるときは手を使ってもかまいません。メロンはフォークで左端を押さえナイフを皮と身の間に入れて右から左に向かって切り、一口大に切ります。

19.コーヒー、紅茶の飲み方

ミルクや砂糖を数人で使うようになっている場合は、目上の人やお客様にまず先にすすめます。相手に入れてあげる必要はありません。
カップの取っ手が左にある場合は、左手で取っ手を押さえスプーンでゆっくりかき混ぜ、カップの向こう側にスプーンを置きます。次いで取っ手を手前から右側に回し、右手で飲みます。

20.食事中に退席するとき

基本的には、食事中の退席は失礼になります。
あらかじめ途中退席することがわかっているときは、事前に主催者に伝えておきます。事前に伝えられなかった場合は、その場で主催者に理由を言ってあいさつし、テーブル席であれば直前に両隣の人に告げて、洗面所に行くようなふりをして静かに退席します。
あとの料理は運ばれないように、ナプキンを軽くたたんでテーブルの上に置くことも忘れてはいけません。

21.ファミリーレストランで子供にマナーを

気軽で楽しいファミリーレストランとはいえ、家庭とは違い他の人たちにとっても食事の場です。この場を利用して子供たちにも食事のマナーを教えましょう。

22.ホームパーティに招待されたら

ご近所同士のパーティは普段着でかまいませんが、仕事関係などのホームパーティになると事情が異なってきます。たいていは夫婦同伴ですから、招待されたらできるだけ早く出欠の返事を伝えます。当日は、服装や手みやげが他の出席者たちと違和感がないように配慮します。そのためには、主催者に招待される人たちやパーティの趣旨を詳しく聞いておきます。手みやげはその場で食べられるお菓子やワイン、あるいは珍しい軽い食べ物などで良いのですが、主催者が用意しているものとダブらないように気をつけます。
当日は主催者ばかりと話さず、初対面の人たちにもにこやかに語りかけ、その場に溶け込む努力をしましょう。

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